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駅構内のスロープとか……。(^^;

 いつだったか、神保町の駅で、三田線から新宿線に乗り換えようとして移動していた時に、友人に言われたことがあった。

某友人『スロープ行かないの? 足、痛いでしょ? 階段平気?』

 利用者の多い駅なので、都内近郊の方ならご存知の方も多いかもしれませんが、三田線の神保町から新宿方面行きのホームに移動する場合、歩くのに丁度良いコースに、車イス用のスロープがあるんですわ。
 同じように、飯田橋で、南北線⇔有楽町線の乗り換えの際にも、歩くのに丁度良いスロープがあるんです。

 ただ、このとき、私は当たり前の回答をしたのを覚えてます。

私『本来、車イス用のものじゃない? 今、たまたま車イスの人がいないからいいかもしれないけど、向かい側から来ててもこっちから見えないし、大勢でここを使ったら、車イスの邪魔じゃない?』

 私が自分が松葉杖を使っていた時期に、白い目で見られるどころか、邪魔扱いされて、それでなくても思うように歩けないのに、さらにしんどい思いをしたので、せめて車イスの方の邪魔はしないのが当たり前なのではないかと思うと付け加えた。

 いわゆる“普通”と言われている方々にはわからないしんどさ、不便さを抱えている人たちの邪魔をする行為が正当化される理由はわかりかねますが、今日も飯田橋で乗り換えた時に、車イスが来れば身動きひとつ取れなくなるだろう人数が、スロープを埋め尽くすように歩いているのを見て、ふと↑何年か前の会話を思い出したという次第。

 そう思った次の瞬間。
 有楽町線に乗り換えて、一駅立っていたら、目の前の人が降りたので、入れ替わりに座って、初めて同じ並びに赤ちゃんを抱えた女性と、その友人らしき人が立っているのに気が付いた。
 なので、お掛けになりませんか?と声をかけたら、待ってましたと言わんばかりの笑顔で、ありがとうございますと返事が返ってきた。
 すぐ席を譲り移動して、彼女たちが立っていたあたりに入れ替わりに行ったら、その前に座っていたのは、30歳前後と見受けられる男性ふたり。
 ひとりは完全に狸寝入りで、もうひとりは文庫本片手に、キョロキョロしていた。
 文庫本の彼は、私が席を譲った途端に、周りを見回して、失敗したという顔をしたが、時すでに遅し。
 周りの目は、彼らふたりには冷たかった。

 ただ、この時の冷たい目はおかしいと思う。
 冷ややかな目をするなら、その方々が席を譲ればいいと思う。
 自分の目の前ではないという理由で、自分が当事者ではないという希薄さは、かなり悲しかった。

 私も膝に爆弾を抱えているので、本来なら優先席を使いたいところ。
 でも、自分で歩けるし、立っていられるし、お子さん抱えて、二人分の命を気遣っているような人を見かければ、席を譲らない理由にはならないような気がする。

 優先席でメールをしたり、車内での通話があたりまえという非常識な人も少なくない中、地下鉄構内だけではなく、路線上、走行間でも年内に電波が届くなるようになるといわれている昨今、さらにマナー違反者が増えるのではないかという懸念は消えないし、込んでいる電車の中で、私が座らせてもらえる可能性は、さらに低くなりそうで……。

 困ったもんですなぁ。(/_;)
by act-yuko | 2012-04-30 02:53 | 独り言
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